【電子観望アルバム】銀河、星雲、星団好き集まれ!

へび座M16わし星雲
  1. 13センチ反射望遠鏡とカメラはCeres-Cの標準仕様で電子観望
    1. 数分の露出でDSO(銀河、星雲、星団)の形状がここまで見れます!
  2. 小型望遠鏡で電子観望した画像【AzgteP130反射望遠鏡】
    1. りょうけん座系外銀河M51
      1. 総露出時間 8分 【露出2.0秒 スタック230枚 ゲイン400】
    2. おおぐま座系外銀河M81
      1. 総露出時間 12分 【露出8.0秒 スタック90枚 ゲイン500】
    3. おおぐま座系外銀河M101
      1. 総露出時間 9分20秒 【露出8.0秒 スタック70枚 ゲイン460】
    4. ヘラクレス座球状星団M13
      1. 総露出時間 8分 【露出8.0秒 スタック60枚 ゲイン500】
    5. りょうけん座系外銀河M63
      1. 総露出時間 7分44秒 【露出8.0秒 スタック58枚 ゲイン500】
    6. さんかく座系外銀河M33
      1. 総露出時間 12分24秒 【露出4.0秒 スタック126枚 ゲイン516】
    7. うお座系外銀河M74
      1. 総露出時間 8分 【露出8.0秒 スタック60枚 ゲイン516】
    8. オリオン座散光星雲M42 ご存じオリオン大星雲
      1. 総露出時間 不明たぶん3分くらい 【露出2.0秒 スタック不明 ゲイン309】
    9. りょうけん座球状星団M3
      1. 総露出時間 3分20秒 【露出4.0秒 スタック50枚 ゲイン433】
    10. いて座散光星雲M8
      1. 総露出時間 2分40秒【露出4.0秒 スタック40枚 ゲイン433】
    11. M33とM31遠征してきました 三角座銀河とアンドロメダ大銀河
      1. 総露出時間 2分40秒 【露出4.0秒 スタック40枚 ゲイン450】
    12. へび座球状星団 M5
      1. 総露出時間 3分56秒 【露出4.0秒 スタック59枚 ゲイン437】
    13. いて座球状星団NGC6440・惑星状星雲NGC6445
      1. 総露出時間 5分28秒 【露出4.0秒 スタック82枚 ゲイン400】
  3. 庭から電子観望2024年4月25日【13センチ反射+ceres-c】
    1. しし座系外銀河NGC2903【棒渦巻き銀河】9.7等級
    2. しし座系外銀河NGC3628 10.2等級
    3. かみのけ座系外銀河NGC4565【エッジオン銀河】 10.4等級
    4. かみのけ座系外銀河NGC4559 10.4等級
    5. かみのけ座球状星団M53 7.8等級
    6. かみのけ座系外銀河NGC4548【M91】 10.2等級
    7. かみのけ座系外銀河M85【レンズ状銀河】9.1等級
    8. しし座系外銀河M65とM66
      1. 総露出時間 1分44秒 【露出4.0秒 スタック26枚 ゲイン529】
  4. 庭から電子観望AzgteP130nとceres-c
    1. いて座球状星団M22
      1. 総露出時間 3分20秒 【露出2.0秒 スタック50~100枚くらい ゲイン420】
    2. おとめ座系外銀河NGC5426・5427
      1. 総露出時間 9分33秒 【露出4.0秒 スタック140枚 ゲイン385】
    3. へび座散光星雲M16わし星雲
      1. 総露出時間 3分12秒【露出8.0秒スタック24枚ゲイン477】
    4. こぎつね座惑星状星雲M27亜鈴状星雲
      1. 総露出時間 5分36秒【露出4.0秒スタック84枚ゲイン500】
    5. くじら座系外星雲NGC908
    6. 総露出時間4分44秒【露出4.0秒スタック71枚ゲイン532】

13センチ反射望遠鏡とカメラはCeres-Cの標準仕様で電子観望

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電子観望は望遠鏡とパソコンで見る天体観測です

これまでに電子観望で見てきたメシエ天体をアップしていきます。銀河、散光星雲、惑星状星雲、球状星団を見てきました。奇怪、奇妙、驚異、不思議どんな言葉で表現すれば良いのでしょう。神秘ですね~。

反射望遠鏡はSky-Watcher製 AZ-GTe P130N(廃盤)

CMOSカメラはPlayer One製Ceres-Cのお安いセットを使用しています。

あくまでも標準仕様での電子観望をしています。改造やフィルターなどの付属品は使っていません。

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数分の露出でDSO(銀河、星雲、星団)の形状がここまで見れます!

電子観望で使用するソフトSharpCapにはライブスタックという機能があります。ライブスタックは何枚もの画像を重ねて平均化して表示します。

重ねたうえで平均化することでノイズを軽減化してすっきりした見違えるような画像ができます。1枚当たりの露出時間は任意で選べます。私は2秒~15秒程度で設定しています。

画像を重ねるスタック枚数は数十枚から200枚です。

ほとんど10分以内で観測してます

トータル時間は上限で15分程度の電子観望した画像をアップしています。電子観望の大きな魅力に短時間でDSO(銀河、星雲、星団)の観察が可能であることがあります。

小型望遠鏡で電子観望した画像【AzgteP130反射望遠鏡】

これから紹介する画像は電子観望のPC画面をスクリーンショットしたものです。周辺のトリミングはしていますが画像処理はしていません。

このとおりの見え方だと思ってください。どなたでも、この程度には電子観望出来ます。これからどんどんアップしますので皆さんも電子観望に挑戦してください!

りょうけん座系外銀河M51

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
りょうけん銀河51 親子銀河8.42022.03.232.0400230枚自宅

総露出時間 8分 【露出2.0秒 スタック230枚 ゲイン400】

春の代表的なメシエ天体です。親子銀河とか言われて天体マニアには大人気です。

見かけはそれほど大きくありませんが中心部が明るい銀河で電子観望すると親子の渦巻きはすぐ見えてきます。

親銀河の渦巻きが子銀河につながっている姿がわかってくると興奮しました。安い反射望遠鏡とはいえ焦点距離が650ミリあるおかげで大きく見ることができます。

望遠鏡を持ち出すとかならず見たくなります。眼視観測でも親銀河と子銀河の中心部分の光は見えます。渦巻そのものは見えたことありません。電子観望おすすめのメシエ天体です。

おおぐま座系外銀河M81

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
おおぐま銀河81 ボーデの銀河6.942022.05.098.050090枚自宅

総露出時間 12分 【露出8.0秒 スタック90枚 ゲイン500】

かなり大きくて明るい銀河です。斜めから見える渦巻きが素晴らしい眺めです。8秒も露出時間を取ったので星が流れてしまいました。

どうしても渦巻きをはっきり見たかったのです。この銀河は何度見ても見飽きることがありません。癖になる美しい姿をしています。

できるだけ大きく、回転がはっきりと見えるようにいつも楽しんでトライしています。眼視観測では中心部の光芒が見えるだけです。

おおぐま座系外銀河M101

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
おおぐま銀河101 回転花火銀河7.92022.05.108.046070枚自宅

総露出時間 9分20秒 【露出8.0秒 スタック70枚 ゲイン460】

大きく見栄えのする銀河ですが意外と暗く導入には苦労します。

しかし真正面から渦巻きの構造を電子観望であぶりだしていると時間を忘れる天体です。私の中ではいちばん美しい銀河です。

ある程度の焦点距離があれば銀河の詳細を自分の目で確認できます。M101銀河は反射望遠鏡 の口径130ミリと650ミリの焦点距離を生かすことのできるお気に入りの銀河です。

眼視観測ではほとんどわかりません。光害のないところに行けば中心部くらいは見えると思いますが存在を確認するだけでしょう。

電子観望ならではの、ぜひ見ていただきたいおすすめ銀河です。

ヘラクレス座球状星団M13

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
ヘラクレス球状星団135.82022.05.108.050060枚自宅

総露出時間 8分 【露出8.0秒 スタック60枚 ゲイン500】

この星団は球状星団の前に大の字がついています。北天最大の球状星団だからのようです。数十万個の恒星がボール状に集まってます。

眼視観測でもかなり良く見えます。周辺の星がなんとなく分解して見えているのではないか、と感じる見え方をしてくれます。

中心部は光の塊ですが周りに広がる光芒が星のつぶつぶに見えてくるような感じとも言いましょうか。ザラザラした感じがわかります。

明るく大きくて眼視観測、電子観望ともに楽しませてくれます。ちなみに球状星団は電子観望しやすい印象があります。

りょうけん座系外銀河M63

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
りょうけん銀河63 ひまわり銀河9.32022.05.098.050058枚自宅

総露出時間 7分44秒 【露出8.0秒 スタック58枚 ゲイン500】

ひまわりの花びらを連想させるモコモコした感じの渦が巻いています。細部を出すために何度も露出時間やゲインを変えて挑戦しましたがなかなか難しいです。

天体観測は当日の大気の状態で見え方にかなりの違いがでます。何度でも電子観望したくなるのは、そのたびに違う見え方になるからです。

眼視観測ではとりあえずぼんやりした存在の確認ができたくらいでした。

さんかく座系外銀河M33

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
さんかく銀河335.722023.09.244.0516126枚自宅

総露出時間 12分24秒 【露出4.0秒 スタック126枚 ゲイン516】

アンドロメダ銀河につぐ大きな見かけを持つ銀河ですが、非常に薄く見えづらい、導入するのに苦労するメシエ天体です。

今回も月齢9.1の月がありPC画面での見分けがつきにくく大変苦労しました。

確認がとれるまで1時間近く苦戦したと思います。アンドロメダ銀河の比較的近くにあり、最初はアンドロメダを電子観望してからM33に行くようにしているのですがいつも苦労します。

なにしろPC画面で存在がはっきりわからないのですから、ライブスタックをかけずらいのです。それでもなんとか電子観望に成功すると達成感が高いメシエ天体です。眼視ではほとんどわかりません。

うお座系外銀河M74

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
うお銀河749.42023.09.248.051660枚自宅

総露出時間 8分 【露出8.0秒 スタック60枚 ゲイン516】

中心部がまだ明るいのでM33よりも導入しやすい印象です。PC画面での確認がしやすいのです。しかし回転している渦巻きがなかなかはっきり出てくれないのが残念です。

住宅地では光害の影響があり薄い部分の光がかぶってしまい、満足のいく電子観望は難しいのですが、この程度であれば確認できます。

オリオン座散光星雲M42 ご存じオリオン大星雲

安価な反射望遠鏡で電子観望したオリオン星雲
星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
オリオン散光星雲424.02022.01.102.0309不明 枚自宅

総露出時間 不明たぶん3分くらい 【露出2.0秒 スタック不明 ゲイン309】

もっとも有名な天体のひとつです。散光星雲ですがとびぬけて明るいDSOでもあります。

眼視観測でもそこそこ見えます。ただの白いぼんやりした塊が浮かんでいるだけにしか見えない、ほかの星雲とは違います。

さすがは大星雲と呼称されるだけのことはあるという感じはします。画像ほどではありませんが眼視で宇宙空間に半透明の蝶の姿を見ることができます。

私の【電子観望】ではあまり画像を保存していません。いつでも見ることができるからです。実際しょっちゅう見ています。

導入も簡単でまったくの初心者の方でもなんなく観測できると思います。

場所も実にわかりやすい位置にありますから、逆にありがたみが薄れるようなもったいない星雲です。【電子観望】では中心部が明るいために露出時間をとりすぎると白飛びするくらいです。

それでも画角いっぱいに広がる星雲は複雑な構造を見せてくれ、その詳細を観察するのも【電子観望】の楽しみです。

私の持つ安価なセット望遠鏡AZgteP130NとCeres-Cの組み合わせでは、ちょうど画角いっぱいに広がって星雲が収まります。

はじめての【電子観望】にはうってつけの観測対象です。

誰もが驚く複雑な姿がライブスタックで少しずつあきらかになっていくのは実に楽しいものです。期待以上の画像が得られる天体です!DSOの王者といっても言い過ぎではないでしょう!

りょうけん座球状星団M3

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
りょうけん球状星団36.392022.05.314.043350枚自宅

総露出時間 3分20秒 【露出4.0秒 スタック50枚 ゲイン433】

そこそこ明るい球状星団です。星の密集状態が好みなもので、けっこうよく見ます。

球状星団の中心はどのような感じなのでしょうか?恒星が密集しているなかに、いちど行ってみたい気がします。

この星のひとつひとつがすべて太陽と同じ恒星で、それが集まって星団になっているのですから不思議としか言えません。

少年のころパロマー天文台の写真集が自宅にあり。はじめて球状星団の天体写真を見たときは衝撃を受けたものです。

こんな形状をしたものが、この宇宙にあるとはとても受け入れられなかったのです。それが、自分の目で球状星団をここまではっきりと見ることができるようになるとは・・・

技術の進歩は素晴らしい!小さな安い望遠鏡でも大丈夫です。このすがたをたくさんの人に知ってほしいものだと心の底から思います。

いて座散光星雲M8

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
いて散光星雲8 干潟星雲6.02022.05.294.043340枚自宅

総露出時間 2分40秒【露出4.0秒 スタック40枚 ゲイン433】

夏の代表的な散光星雲です。高度が低いので街灯の影響が受けやすいはずですが、このときは意外とノイズも少なくしっかり見えてます。

自宅だとどうしても光害の影響があります。街灯のない真っ暗なところで電子観望すると見え方はぜんぜん違ってきます。

このあたりは天の川の一番明るい場所のすぐ近くになります。まわりには散光星雲、球状星団がたくさんあります。

みんな近くに固まってますからDSOサーフィンも楽しめます。干潟星雲は意外と明るい星雲なのでオリオン星雲まではいきませんがPC画面にはっきり出てくれます。

Ceres-Cでは画角的にいっぱいです。大きいセンサーのCMOSカメラでもっと全体を捉えてみたいところです。

しかしまわりに見たい星雲、星団がやまほどあるのでゆっくりはしていられません。このときも画像の保管はこれ1枚きりでした。きっとすぐに次の天体に向かっていったのでしょう。

初心者はどうしてもあれも見たい。これも見たいになってしまいますね。次はもっとじっくり構えて電子観望してみたいですね。

M33とM31遠征してきました 三角座銀河とアンドロメダ大銀河

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
さんかく銀河335.722023.10.174.045040枚富山市八尾町山間部
アンドロメダ銀河313.442023.10.174.045040枚富山市八尾町山間部

総露出時間 2分40秒 【露出4.0秒 スタック40枚 ゲイン450】

アンドロメダ銀河は大きすぎて画角に収まりません。もっと大きい画角のCMOSカメラか短焦点の望遠鏡が向いてますね。銀河の構造を見るにはceres-cもいいかもですがちょっと大きすぎますね。

望遠鏡で見ると大きな光の塊が見えるだけで面白くもなんともありません。30センチで見ても渦巻きはわかりませんでした。しかし見るだけなら、いちばんはっきりと見える銀河ではあります。

へび座球状星団 M5

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
へび球状星団55.62022.04.104.043759枚自宅

総露出時間 3分56秒 【露出4.0秒 スタック59枚 ゲイン437】

大きくて明るい球状星団です。中心部の星が密集している感じが凄いです。

中心を飽和させずに見るためにゲインと露出を変えて電子観望したものです。眼視でも楽しめる天体ですが電子観望でみると迫力を感じます。

いて座球状星団NGC6440・惑星状星雲NGC6445

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
いて座球状星団64409.32022.05.234.040082枚自宅
いて座惑星状星雲644510.92022.05.234.040082枚自宅

総露出時間 5分28秒 【露出4.0秒 スタック82枚 ゲイン400】

左の星が密集しているのがNGC6440で右のいびつな星雲がNGC6445です。ceres-cの小さな画角に入りました。

小さい天体なので詳細までは厳しいですが同じ画面に入ると嬉しいです。いて座は天の川のなかにある星座なので背景に見える星の数が凄いですね!

庭から電子観望2024年4月25日【13センチ反射+ceres-c】

月齢ながら大気の状態は非常に透明度が高い天体観測日よりでした。せっかくの好条件なので庭にニュートン反射13センチを出して電子観望した報告です。

見栄えの良いDSO(銀河、星雲、星団)8個のスクリーンショットですがぜひ見てください。

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しし座系外銀河NGC2903【棒渦巻き銀河】9.7等級

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
しし系外銀河29039.72024.04.254.0500くらい55枚自宅

NGCでありながらなかなかの存在感の銀河です。かなり明るくPC画面でも見つけやすい銀河でした。

明るくてしっかりと渦巻きを見せてくれます。ノイズを目立たなくするしようとヒストグラムを調整しても形が出てくれるのでありがたいです。

もう少し外側に広がる薄い腕が伸びていくところが見えると嬉しいのですが自宅では無理かな‥

しし座系外銀河NGC3628 10.2等級

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
しし系外銀河362810.22024.04.254.0500くらい63枚自宅

M65、M66と合わせてしし座のトリオ銀河で人気のテーマになっているNGC銀河です。ceresとP130鏡筒の組み合わせでは画角が狭く単独での扱いになります。

トリオで見ることはできませんがそれなりに構造が見えるので満足感は高いです。銀河のセンターに走る暗黒帯が複雑に波打っているのもわかります。けっこう暗くて探すのに手間取ることもあります。

ヒストグラムの調整で粗い画面の中でも暗い天体を見つけ出せる画質を探い出すのはけっこう面倒なものですね。それも楽しみと自分を納得させて電子観望してます。

かみのけ座系外銀河NGC4565【エッジオン銀河】 10.4等級

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
かみのけ系外銀河456510.42024.04.254.0500くらい48枚自宅

本日のいちばんのお気に入りです。カッコいいですね~惚れ惚れします。厚みはないのですが横に長い銀河で中央を横切る暗黒帯の波打っている様子も見えてます。

おとめ座のソンブレロ銀河M104にくらべて厚みがないのですが剃刀のようにシュッとしたところがむしろ好みなのです。

かみのけ座系外銀河NGC4559 10.4等級

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
かみのけ系外銀河455910.42024.04.254.0500くらい62枚自宅

かろうじて形状が確認できる銀河です。なんとなく渦巻きがデコボコした形になって見えます。銀河には様々な形状がありますね。

かみのけ座球状星団M53 7.8等級

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
かみのけ球状星団537.82024.04.252.0.500くらい36枚自宅

これだけ露出時間を2.0秒にしました。4秒だと中心部が飽和して潰れてしまいました。

そんなに明るい球状星団ではありませんが中心部は星が霧集しているため強く輝きます。周辺のまばらになっていく星と中心部のバランスは難しいですね。

メシエではありますが決して明るい球状星団ではありません。りょうけん座のM3のほうがはるかに迫力があります。これから夏にかけては大きな球状星団が楽しめます。

球状星団を球状星団らしく電子観望するにはどうすればいいのか課題は尽きません。

かみのけ座系外銀河NGC4548【M91】 10.2等級

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
かみのけ系外銀河454810.22024.04.254.0500くらい49枚自宅

メシエ番号もついていますがあえてNGCで表記しているのはメシエが記録した時に座標を間違ったからメシエ番号よりNGCで語られているのが多いようだからです。

薄いのですが棒渦巻きの腕も見えることは見えていました。もっと条件が良ければ出せると思うのですが‥。微妙な見栄えの銀河です。

かみのけ座系外銀河M85【レンズ状銀河】9.1等級

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
かみのけ系外銀河859.12024.04.254.043770枚自宅

レンズ状銀河は形状があまり面白くないので普段は見るだけなのですが本日は保存しました。やはり面白くないですね。渦巻フェチには物足りません。

右上に見える銀河はNGC4394です。こちらは棒渦巻き銀河です。ほんのすこし腕が見えているようなそんな感じです。

この時点で月齢16.4の月が見えてきたので戦意喪失していました。本日はこれまでです。

総括

4月25日の大気は非常に澄んだ透明度の高い条件でした。月がなければもっと続けたかったのですが無念です。それでもたくさんDSO(銀河、星雲、星団)を電子観望できたので満足です。もちろん室内から操作して見ていました。寒いのは苦手ですから。

それからceres-cは古いセンサーで値段も安いのですが、よく写してくれます。もちろん導入は大変だしノイズも多いのですが頑張ったら不思議な宇宙の姿を見せてくれるのは間違いないと思います。

しし座系外銀河M65とM66

総露出時間 1分44秒 【露出4.0秒 スタック26枚 ゲイン529】

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
しし系外銀河659.32024.05.044.052926枚山間部
星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
しし系外銀河668.92024.05.044.052926枚山間部

しし座のトリプレット(三つ子銀河)と呼ばれる人気の高い銀河です。画像の右の銀河がM66で左がM65になります。

画像のなかには入っていませんが左下にNGC3628があります。CMOSカメラのceres-cの画角は小さくて同じ写野に収めることができませんでした。

当日は風が強くかなり甘い画像です。しかし銀河の構造はなんとなくわかります。NGC3628も同程度の大きさの銀河なので1画面に入ると見ごたえあります。

庭から電子観望AzgteP130nとceres-c

いて座球状星団M22

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
いて座球状星団225.22024.07.042.042050~90枚くらい自宅

総露出時間 3分20秒 【露出2.0秒 スタック50~100枚くらい ゲイン420】

画像では暗くなっていますがとても大きな球状星団です。M13にも引けを取らない巨大星団です。

眼視で見るとM3やM5よりも明らかに大きく感じます。高度が低い天体のため観測できる時間は短いです。

反射にしろ屈折にしろ手動で探すのにはちょうど良い高さではないでしょうか。南斗六星から探すと見つけやすい天体です。

月が明るくない夜だと見つかると思います。眼視観測おすすめDSO(銀河、星雲。星団)のひとつです。

おとめ座系外銀河NGC5426・5427

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
おとめ座系外銀河542612.12022.04.094.0385140自宅
おとめ座系外銀河542711.42022.04.094.0385140

総露出時間 9分33秒 【露出4.0秒 スタック140枚 ゲイン385】

左で渦巻きがはっきりわかるのがNGC5427で右がNGC5426です。

NGCなので暗くて小さいのですが意外に構造を見ることができました。テンション上がります。

ノイズも多いのですが少しでも銀河の形が見えると楽しいです。

NGC銀河は膨大な数があります。その中には面白い形状の銀河もけっこうあるようです。

丹念に地味な作業をしていると思わぬ拾い物に巡り合えます。

へび座散光星雲M16わし星雲

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
へび座散光星雲166.42024.08.038.047724枚自宅

総露出時間 3分12秒【露出8.0秒スタック24枚ゲイン477】

CLSフィルターをつけています。そのため露出時間を8秒にしました。

露出時間を長くすると暗部が良く出ます。

当たり前のことなのですが実感しました。

創造の柱が良く出てくれて満足です。

こぎつね座惑星状星雲M27亜鈴状星雲

星座種類メシエ番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
こぎつね座惑星状星雲277.42024.07.274.050084枚自宅

総露出時間 5分36秒【露出4.0秒スタック84枚ゲイン500】

代表的な美しい惑星状星雲です。グリーンと赤も見えてカラフルです。

画像では亜鈴状に見えますね。眼視観測では丸い感じに見えます。

ある程度大きさもあり小口径でも意外とはっきり見える星雲です。

トリミングで下をカットしたらセンターからずれてしまいました。

くじら座系外星雲NGC908

星座種類NGC番号等級観測日露出ゲインスタック枚数場所
くじら座系外銀河90810.82024.10.214.053271枚自宅

総露出時間4分44秒【露出4.0秒スタック71枚ゲイン532】

この日は一日中快晴で珍しいくらいの透明度でした。日中から楽しみにしていたのですが観測を始めると薄雲に覆われてきました。

けっきょくまともに電子観望ができるようになったのは10時近くになってからでした。透明度もそれほど良くなかったようです。

ベランダ天文台では観測可能な範囲が限られています。高度の低い南側にいる天体が中心になります。

明るいメシエ天体はこの方向にはないのでNGC銀河で見栄えの良いのを探しているときに見つけました。

回転する渦巻きとふたつに別れた腕を確認できたのでいろいろ試してみました。

光害の影響で高度の低い天体はあまりゲインを上げることはできません。この日の条件ではゲイン532がぎりぎりでした。

全体的にノイズだらけですが少しでも構造がハッキリでるようにヒストグラムの調整をした画像です。

NGC銀河でもこれだけ見えたら満足です。

Amazon特別仕様のP130 VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)は、接眼レンズ4ミリが付属して162倍で観測できます。惑星観測に威力を発揮します!


【国内正規品】Sky-Watcher スカイウォッチャー 天体望遠鏡 自動導入 スマホで操作 日本語表記 P130 VIRTUOSO Gti 4㎜アイピースセット SET064