楽ちん天体観測の自動導入!【電子観望でDSO(銀河、星雲、星団)を見よう】

楽ちん天体観測の自動導入!

DSO(銀河、星雲、星団)を観測するには自動導入が必須です。月や惑星と違い暗くて肉眼ではどこにあるのかわかりません。ファインダーで捜すのは現実的な方法とはいえません。タイパが悪すぎます。自動導入で電子観望してDSO(銀河、星雲、星団)の驚異の姿に迫りましょう。

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電子観望は大人が天体観測を趣味にするのであればおススメの最新の観測スタイルです。

DSO(銀河、星雲、星団)を見たいかたは自動導入機能付きの望遠鏡にしてください。

これがないと見つけることができません。初心者に限らず必須です。

それから操作にはスマホがかならず必要です。

はじめての望遠鏡と天体観測【天文趣味は大人の趣味】

たいていの方は望遠鏡で見る天体としては月か土星のような惑星ではないでしょうか。月に関しては倍率が30倍もあれば月面のクレーターは確認できます。

土星になると環をはっきり見るには60倍くらいは必要だと思います。このふたつは初めて自分の目で見ると感動すること請け合いです。知識としてはわかっていても実際に見るとやはり大きな感動をうけるもののようです。

惑星は目で見えるからどこにあるのかわかります

とくに土星の環については本体に環がついた不思議な姿を自分の目で見たときに驚くのはよくわかります。自分で望遠鏡を使って月や土星を見るのはそれほど大変なことではありません。

それは肉眼でも夜空で輝いているのを見ることができるからです。対象の位置がはっきりしているのですから、そちらに望遠鏡を向ければいいだけです。もちろん低倍率とはいえ倍率は20~30倍はあると思います。

最初はそれなりに苦労はあると思いますが大人であればそのうち視野に捉えることもできるでしょう。そんなに難しくはありません。

見えない天体がほとんど【DSO(銀河、星雲、星団)のことです】

月と土星に木星を入れた3テーマを見るだけであれば特に必要な技術や知識はありません。土星と木星については空のどこにあるのか調べる必要がありますが、天体アプリを使えばすぐにわかります。

最近はアウトドアや車中泊で自然を楽しむ人が増えています。きっと都会の空よりは光害がなく星はたくさん見えるのでしょうが、それでも肉眼では見えない天体をどうやって見るのか、ここが問題になります。

肉眼で見えない天体というのはDSO(銀河、星雲、星団)のことを言ってます。天体観測の対象としてはとんでもない数になります。

アウトドア・車中泊と電子観望のページはこちらです

DSO(銀河、星雲、星団)の数は小さな望遠鏡でも観測可能なメシエ天体だけでも110個あります。さらにNGC天体を含めると何千にものぼります。一生かけても見切れません。

ビビる姿だDSO(銀河、星雲、星団)【想像を超える奇怪な姿】

夜空を見あげると1等星がいくつか見えていると思いますが、望遠鏡で1等星を見ても大きく見えることはありません。

さすがに明るく輝いていますから、きれいだなとは思いますが月にクレーターがあり土星に環があるような、なにか特別な形を楽しむといったことはできません。

1等星だろうが2等星だろうがもっと暗い8等星とかでも同じです。点です。輝く点が見えるだけです。口径の問題でも倍率の問題でもなく点にしか見えません。

輝いていはいますが形はないです。点です

キラキラしていますからそれなりに美しくはありますが、しばらく見てると飽きるものです。天体を見るからには何か変わった形状があれば、そちらも自分で見たいと思うのが人情ではないでしょうか。

初心者の望遠鏡でも見える(断言!)DSO(銀河、星雲、星団)を電子観望

そして天体には変わった形状があるのです。それもとびきり変わった姿の天体がそこら中にあります。

それがDSO(銀河、星雲、星団)と呼ばれるものです。その数たるやとてつもない数です。数千どころでないのは確かです。

では、そのDSOを望遠鏡で見ることができるのか?と聞かれるとなんとか見えるのは見えるのです。

ただし、実際に初心者の望遠鏡で見ることができるのは限られるのですが、それでも100個くらいは自分の目で見ることは可能です。【主としてメシエ天体】

オリオン星雲の威厳!M42

ざっくり望遠鏡の性能でいうと屈折望遠鏡で6センチ以上あれば100個くらいはメシエ天体を見ることができます。

メシエ天体というのはDSO(銀河、星雲、星団)のなかでも明るい天体を指します。暗いDSO(銀河、星雲、星団)にはNGCというナンバーがふられています。

NGCは数千あります。望遠鏡の眼視観測で見えるのはごく僅かでしょう。メシエにしても、あくまでも見ることができるというだけで形状とか構造がしっかりと現認できるわけではないのでそこはご理解ください。

このメシエのなかにオリオン星雲とかアンドロメダ銀河が含まれます。このふたつにかんしては3センチの双眼鏡でもわかります。

ほかにもいくつかのDSO(銀河、星雲、星団)は望遠鏡で観察するとそれなりに楽しめるものがあります。

とくにオリオン星雲は宇宙に蝶が浮かんでいるような姿を見せてくれますよ。半透明だけど、けっこうしっかり光って見えます。構造もなんとなくわかります。

オリオン星雲は宇宙の神秘ですね~

それから星が密集してできた球状星団のM13とかM22でしょうか。球状星団は恒星が球状にギッシリ固まってウニのような形になっている星団です。

私は天体写真集で球状星団をはじめてみたときに激しい衝撃をうけました。子供心に太陽のような大きな恒星がこんな密集するわけないだろうと、どうしても納得できなかったのです。

とにかく興味をそそる対象が月や土星以外にもたくさんあることをわかってください。

天体名データ見え方
M42オリオン星雲オリオン座蝶のような形状で中心部が輝いて外に広がっている
M31アンドロメダ銀河アンドロメダ座大きなぼんやりした光芒が滲んでいる渦は見えません
M13球状星団ヘラクレス座中心はが強く光り外が薄くなる。丸くざらついて光る
M22球状星団いて座中心はが強く光り外が薄くなる。丸くざらついて光る

どこにあるのかワカリマセン【銀河、星雲、星団の位置】

しかし大きな問題があります。それはDSO(銀河、星雲、星団)という天体は肉眼では見えないのです。

まあいくつかは郊外の本当に空が真っ暗なところにいけば、どうにか見えるそうですが現実的には無理だと思います。望遠鏡では見えるのでぜひ見ていただきたいのですが、これを探すのが至難の業になります。

なにしろ目で見えないものを探すのですから、星図でだいたいの位置を頭に入れて適当にその方向に望遠鏡を向けるしかありません。

大昔はスターホッピングとかいってまず近くにある星で、ある程度明るい星を目印にしてその星を基準にワン・ツー・スリーみたいな感じで探していました。とんでもない技術ですよ。

マジ職人技だと思います!

ベテランになるにはそれこそ修行が必要です。私は速攻で挫折しました。この問題をクリアできるのが自動導入ということになります。

考えようによってはスターホッピングの技を習得するために天体観測をはじめるのもありですね。

救世主・自動導入機の登場【初心者向けにも標準装備されてきました】

近年発売されている初心者向けの天体望遠鏡には、自動導入機能が付属されている機種が増えてきました。

といってもまだまだ少数派ではあります。アマゾンや楽天で初心者用望遠鏡で検索しても5万以下だとふつう手動式です。残念ながら国産のメーカーはまだ出してないようです。

自動導入で代表的なのがSkyWatcherのAzgtiまたはAzgteという形式の経緯台式望遠鏡になります。大ヒット商品です。重量も架台本体が1.7キロしかありません。

この自動導入というのは文字通り観測者が望遠鏡を振り回して、天体を捉えなくても望遠鏡自体が動いて勝手に視野の中に見たい天体を入れてくれますよという機能です。

もちろん観測者が見たい天体を指示する必要はありますが、先ほど紹介したスターホッピングのような高等技術は必要ありません。

すごい機能だ自動導入で【DSO(銀河、星雲、星団)をサーフィンしましょう】

AzgteとAzgtiの使い方を具体的に説明すると望遠鏡を水平に設置します。水平はできるだけ正確に合わせます。水準器が本体にありますから簡単にできます。

それからアライメント作業をします。これはスマホにあらかじめダウンロードしたSynScanという望遠鏡の操作アプリの指示ですすめます。

スマホがないと自動導入できないですよ

私はSynScanPROのブライトスターアライメントを使用していますから、そちらで説明すると。

アプリ上にまずその時間帯に見える1等星が出てきます。そこでふたつの星を選択して導入することで望遠鏡に自分の位置情報を記憶させます。

そのあとは見たい天体をアプリから探して選択するだけです。導入した天体は日周運動を自動追尾で追いかけてくれます。

自動導入機能を使うには必ずアライメント作業が必要です。望遠鏡に自分がどの位置を向いているのか認識させます。

コスパと性能【初心者、ベテラン必須機能です】

自動導入機能は赤道儀と経緯台という2種類の架台に付属します。赤道儀は天体写真のように正確な追尾が必要な観測に使う架台です。

かなり癖のある動きをします、また非常に重量があります、高額になります。経緯台は軽量で取り扱いも簡単で価格もお手頃の気楽に扱える架台です。どちらも自動で望遠鏡を選択した天体に向けてくれます。

経緯台の導入精度については値段なりで完ぺきではありませんが正確な設定をしていれば、かなり頼りにはなります。低倍率の26倍で使用するとほとんど望遠鏡の視野に入ってきます。

倍率を高くすると視野が狭くなり導入精度が落ちます。

自動導入の架台は望遠鏡を交換できます。

土星や木星はすぐにわかるので真ん中に持ってきてじっくり観察すればよいのですがDSO(銀河、星雲、星団)はそうはいきません。

明るいオリオン星雲やアンドロメダ銀河、M13球状星団は視野にあればすぐにわかるのですが、少し暗いと視野の中にあってもなかなか判別がつかないことがあると思います。

DSO(銀河、星雲、星団)というのはそれくらい暗いのです。光が弱くて薄い存在なのです。しかし大きさにかんしては土星木星の比ではありません。満月よりもおおきいのがけっこうあります。

ちゃんと見えたとするとそれは凄いもののはずです。接眼レンズを覗いても、それほど素晴らしい姿を見ることはできませんがオリオン星雲にかんしては蝶のような姿を見ることもできます。

いくつかのDSO(銀河、星雲、星団)はきっと宇宙の不思議を実感させてくれると思います。

人間の目では見えない暗い光を高感度カメラとソフトのちからで見えるようにしてくれるのが【電子観望】です。

問題解決か?【DSO(銀河、星雲、星団)は甘くない!】

自動導入機能があればまったくの初心者でもDSOの導入は困らないと思います。ただし認識は苦労すると思いますよ。それくらい薄くて暗い存在ですから。

ビックリするくらい見つけ辛いですから。みつける喜びを感じてください

初心者の方はぜひ自動導入機能がついた天体望遠鏡を購入するようにしてください。望遠鏡の種類は屈折式でも反射式でもいいと思います。

自動導入といっても、もちろん星の名前はおぼえる必要はありますが、天体アプリをスマホに入れておけば問題解決です。

簡単な操作をおぼえるだけで月と惑星以外の、たくさんある天体をご自分で確認してください。天体観測の可能性が爆発的に増えること間違いありません。

どんなに素晴らしい望遠鏡でも月と土星を見ているだけでは、ほとんどの方が興味をなくしていくでしょう。

望遠鏡を押し入れに放り込んでおかないように、少し値段はあがりますが自動導入機にして、たくさんのDSO(銀河、星雲、星団)を観測しましょう。

最後につらいお知らせ【電子観望するしかないですね】

普通の天体観測は眼視観測と呼ばれる望遠鏡のアイピースを自分の目で覗いて観測する方法です。

この方法は実体験として天体を見ることでの深い感動はなによりも強いのですが、残念ながら望遠鏡をつかっても暗い天体を写真のように見ることはできません。

もしあなたが天体写真のような宇宙を見たいとお考えなら電子観望をおすすめします。初心者用の望遠鏡でもけっこうリアルにDSO(銀河、星雲、星団)のすがたを見ることができますよ。

楽ちん自動導入のおすすめリスト

反射望遠鏡口径焦点距離F値金額(税込み)
virtuoso DTi P130
ヴィルトオーソ
13センチ65センチ555242円
BKP130 AZ-Go213センチ65センチ564900円

初心者におすすめの天体望遠鏡

電子観望での見え方についてはこちらのページを読んでください。

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放物面鏡を採用した本格的なニュートン式反射望遠鏡です。彗星や天の川に散らばる星雲や星団を低倍率で観測するのに最適です。鏡筒にはアリガタプレートが装備されていますので、同規格の他の架台でも使用可能です。
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