部屋を真っ暗にしてプロジェクターで電子観望します。100インチの大画面で春のDSO(銀河、星雲、星団)を楽しみます。画面と一体感を感じることができます。まるで宇宙船に乗って宇宙空間から銀河を眺めているような気さえします。
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Amazon特別仕様のP130 VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)は、接眼レンズ4ミリが付属して162倍で観測できます。惑星観測に威力を発揮します!
【国内正規品】Sky-Watcher スカイウォッチャー 天体望遠鏡 自動導入 スマホで操作 日本語表記 P130 VIRTUOSO Gti 4㎜アイピースセット SET064
- 100インチスクリーンでDSO(銀河、星雲、星団)を電子観望する!
- プロジェクターと100インチのスクリーンで銀河を見る【快適電子観望】
- こんな感じプロジェクターで見る電子観望です【楽しいよ】
- 電子観望を盛りあげる音響【これは個人の趣味で楽しみましょう】
- ベランダ天文台は13センチ反射望遠鏡【自動導入自動追尾式経緯台】
- 本日の使用機材の紹介【天体望遠鏡とCMOSカメラ】
- 春の銀河祭りのスタート
- プロジェクターでする電子観望は粗(ノイズ)もビッグ!
- 100インチのスクリーンでsharpcapを操作する
- 地味なNGC銀河からはじまる春の銀河祭り
- しし座の系外銀河NGC3521、渦もなんとなく見える銀河
- うみへび座M83南の回転花火銀河【トップ画像の銀河です】
- メシエ球状星団M68
- M104ソンブレロ銀河【春の人気者銀河】
- 車中泊やアウトドアでもプロジェクター電子観望
100インチスクリーンでDSO(銀河、星雲、星団)を電子観望する!
ふだんはPCモニターで見ている電子観望をプロジェクターの大画面でしてみました。100インチに拡大する銀河はこれまでの電子観望では味わえなかった迫力です。
部屋も暗くしているので画面の没入感がぜんぜん違います。宇宙を見ている実感が湧いてきました。電子観望は大画面にすればするほど楽しくなります。
部屋を暗くしたら宇宙空間にいるみたいだよ!
プロジェクターと100インチのスクリーンで銀河を見る【快適電子観望】
プロジェクターはできるだけ室内を暗くして鑑賞します。室内が暗いほど余計な情報が少なくまり画面に対する没入感が大きくなります。
ベランダに天体望遠鏡を設置して部屋の中で電子観望するときも照明はつけていません。
カーテン越しとはいえ室内灯の影響は電子観望には大敵です。
どうせ暗くするのであれば、できるだけ大きい画像にしたほうが迫力があがります。
若干、操作性で問題はありますが目の前いっぱいに広がるDSO(銀河、星雲、星団)を見ると、挑戦する価値があると思います。
大画面にするとノイズも凄いが迫力がもッと凄い!
こんな感じプロジェクターで見る電子観望です【楽しいよ】
画像は暗い室内でスクリーンにでっかく投影されたM83南の回転花火銀河です。暗い中で銀河を見ると月並みだけど宇宙の神秘を感じます。
スクリーンの右側が異様に白っぽくなっていますがスマホ撮影の技術不足です。あそこまで白いわけではありません。画像の右半分はほんの少し白くなっている程度です。
プロジェクターはXGIMI Elfin ホームプロジェクター です。4Kではありません。解像度はフルHDなので1920 x 1080になります。
4Kではありませんが100インチでも十分楽しめる画質です。本体が小さいのと設置場所を左右に振っても斜め補正でけっこうきれいに写してくれます。
プロジェクターはサイズが命!
●製品サイズ(高さ x 幅 x 奥行)48 x 192 x 194 mm
設置場所に困らないのがメリットのプロジェクターです。ちなみに私も斜め後ろから投影していますが画質には満足しています。暗い室内で天体を見ていると宇宙船にいるみたいな気分になりますよ。
XGIMI Elfin ホームプロジェクターの機能まとめ6個
画質は言うまでもありませんが、それ以外に6個の特徴があります。
設置の自由度が高い | スクリーンの真正面ではなく横から投影が可能 |
サイズが小さい | 1キロ弱で持ち運びが簡単 |
台形補正 | 画面のゆがみ補正を補助してくれる機能付き |
ピント補正 | 自動でピント合わせ機能付き |
最大200インチまで可能 | 120インチくらいは充分鑑賞に耐えれます |
静音設計 | 作動音が非常に小さい、気にならない【超重要】 |
プロジェクターのレンズ正面はスクリーンの下端に合わせる形になります。スクリーンセンターに固定ではありません。設置の自由度は高いです。オートフォーカスは当てにならないかな。最終のピントは自分で合わせてます。
まずは以前、電子観望したM51親子銀河を投影してみました。
これは保存していたM51のスクリーンショットです。暗い部屋で見るとクッキリはっきり見えますね、何時間でも見てられますよ~。機材はドブソニアンの30センチとCMOSカメラはuranus-cでした。
メニューバーやコントロールバーが無いほうが宇宙に没入できます!
ひまわり星雲M63もでっかくすると見応えありますよ~
これもM51と同じ日に電子観望したスクリーンショットです。ひまわりみたいなモコモコが凄いです。実際の画像はこれよりずっと綺麗です。
宇宙を見るのなら大きくすればするほど迫力が出ます。【もっと大きくした~い】
プロジェクターこそ電子観望向き!【室内照明は不要!】
プロジェクターを使う時は室内の照明を落としています。これが画面に集中できて非常に良いのです。
映画ももちろんですが電子観望では暗い室内で漆黒の宇宙空間に浮かぶDSO(銀河、星雲、星団)を見ます。周囲の余計な情報が入らないと画面の天体に没入できます。
ただ大きく見えるから迫力が増すといった感じではありません。宇宙船に乗っているようにさえ感じます。【乗ったことはないですが…】
部屋が暗いほど画面に集中できます。これがプロジェクターのメリットです。日中に使える明るいルーメンのプロジェクターもありますが所詮テレビの敵ではありません。
電子観望を盛りあげる音響【これは個人の趣味で楽しみましょう】
せっかくプロジェクターで電子観望するのだから音にもこだわることにしました。黙々とDSO(銀河、星雲、星団)を見ているだけだとつまらないのでドルビーアトモスを活用することにしました。
プロジェクター本体にPCからHDMIケーブルで電子観望の画像データを送ります。アンプはミュージックモードにしてアップルミュージックを楽しみます。
暗い部屋でばバカでかい銀河を見ながらBGM流して大人の電子観望の出来上がりです。あとはジョニ黒をロックでいきます。
おすすめのBGMは若かりし頃の中森明菜です。この趣味はどうでしょう?
ベランダ天文台は13センチ反射望遠鏡【自動導入自動追尾式経緯台】
狭いベランダに置ける望遠鏡ですから贅沢言えません。13センチニュートン反射で手すりと庇のあいだを天体観測するのがベランダ天文台の醍醐味です。
三脚も目いっぱいは広げることができません。それでも南向きなのでなんとかおおいぬ座は全部見えます。
こいぬ座の主星プロキオンはぎりぎりで望遠鏡に入ります。
アライメントとかはめんどくさいのですが部屋でのんびり電子観望できるのは最高です。
ケーブルは長さが足りないのでHDMIケーブルの3m延長ケーブルをつけて部屋の中に引っ張ってます。
南向きのベランダなので北天はまったく見ることができません。北天の春のスター銀河達はベランダ天文台では観測不可能です。残念です。
保存してある画像をプロジェクターで見るのも楽しいです。PC画面では味わえない凄みが楽しめます!
本日の使用機材の紹介【天体望遠鏡とCMOSカメラ】
望遠鏡は初心者用のニュートン式反射望遠鏡で自動導入自動追尾機能がついています。CMOSカメラはおそらく最安値だと思われるceres-cに汎用レデューサー0.5×をつけてます。フィルターはつけていません。
スカイウォッチャーAzgte-P130N【廃盤機種です】4万円くらいでした
ニュートン式反射望遠鏡 | 口径130ミリ | 焦点距離650ミリ(F5) | 自動導入自動追尾式経緯台 |
倍率65×・26× | 単三乾電池8本で駆動(電池は別売り) | レッドドットファインダー付属 | |
極限等級12.4等 | 集光力345倍 | アリガタ接続 |
現在、この機種の後継機としては2種類あります。P130 VIRTUOSO GTi【ヴィルトオーソ】とBKP130 + AZ-Go2の2機種でしょう。外観は違いますが光学性能では同等です。
電子観望だけなら振動に強そうなP130 VIRTUOSO GTi【ヴィルトオーソ】、総合力ではBKP130 + AZ-Go2といったところです。
CMOSカメラ プレイヤーワン製ceres-c【最安値23100円】
品名 | ceres-c |
CMOSセンサー | Sony IMX224(カラー) |
センサーサイズ | 1/3型(4.9×3.7mm) |
解像度 | 1304×976(127万画素) |
ピクセルサイズ | 3.75μm(ピクセルサイズが大きいので感度いいですよ) |
電子観望で使えるCMOSカメラとしては最安値の製品でしょう。DSO(銀河、星雲、星団)だけでなく惑星にも使えます。
CMOSカメラの設定条件【2024年4月1日】
ゲイン430~500くらいです。田舎とはいえ住宅街なのであまり感度をあげると画質が荒れてどうにも手に負えません。
露出時間はすべて4秒、スタック枚数は100枚前後です。【あまりデータをとらないのです。スミマセン】
春の銀河祭りのスタート
2024年4月1日20時ごろからはじめました。月齢は21.7です。最初はけっこう雲が流れてあまり良い条件ではなかったのですが22時頃からはほぼ快晴のようでした。
もっとも自分は部屋の中にいたのではっきりしたことはわかりません。とにかく遅くなるにつれて画面に薄雲が写ることが少なくなりました。
ベランダ天文台は外がどうなってるかよくわからなくなります!
ベランダ天文台では観測できる範囲がけっこう限られます。手すりと庇のあいだから見える空が観測フィールドになります。
最初は観測できそうなメシエ天体がなかったので地味なNGC天体で適当に電子観望していました。見栄えのしない銀河がほとんどなので画像の保存はしません。
おおきなスクリーンでSharpCapを使うのはけっこうしんどいです。慣れの問題でしょうか。
それでも目の前いっぱいに広がる電子観望の世界は迫力あります。暗い部屋の中で100インチのスクリーンに映される宇宙は小さい画面の物とは違います
疲労感はPC画面で電子観望している方が少ないです!プロジェクターで電子観望するのは物好きですね!
プロジェクターでする電子観望は粗(ノイズ)もビッグ!
画面が大きいと迫力はあがりますが粗も目立ちます。PCモニターだと気にならない画素がはっきり見えます。できの悪い画像は救いようのない見え方になります。
諧調の変化もデジタル特有の、なだらかとは言えない濃度の落差がはっきり表れてカクカクと画面に出てきます。
なにしろ大きいと画像の悪いところも遠慮なく出てきます。
100インチのスクリーンでsharpcapを操作する
こんな感じで苦戦しながらやりました。
PC画面をそのまま投影しているので確かにカーソルも見えてはいます。
マウスの動きも同じなのですが大きなスクリーンを見ながら動かすのは疲れます。
プロジェクターでプレゼンやってる人は大変ですね。
慣れの問題でしょうが快適ではなかったです。とくにヒストグラムで画質を調整するのは肩が凝りました。それでも楽しいです!
地味なNGC銀河からはじまる春の銀河祭り
この銀河はしょっちゅう見てます。9.9等級でけっして明るくはないのですが光りかたがしっかりしているので画面から探しやすいのです。NGCのなかでは立派な見栄えなほうではないでしょうか。
見かけの大きさもあとで出てくるソンブレロ銀河M104より少し小さいぐらいですね。暗黒帯までは見えません。残念。
しし座の系外銀河NGC3521、渦もなんとなく見える銀河
見ごたえありました。銀河の渦が見えるとテンションがあがります。この日はNGC銀河をいっぱい見ましたがほとんど地味な銀河でした。
その中でこの銀河はなんとなくですが回転している感じがわかります。これくらい見えてくるともっと工夫して細部を見たくなります。
うみへび座M83南の回転花火銀河【トップ画像の銀河です】
最初に出ている画像の銀河はこれです。拡大すると右半分の明度が少しあがります。【白っぽくなりますね】
棒渦巻き銀河でメシエ天体です。光度も7.6等級あります。大きくて見栄えありますね。腕の回転が見事です。時間を忘れて見入ってしまいます。
この画像はトリミングしていません。4秒露出でスタック100枚ぐらいです。総露出時間で7分程度でこれだけの写野回転が発生しています。
メシエ球状星団M68
うみへび座の球状星団です。8等級でそんなに明るいほうではありません。小さくて星の密集が弱いですね。
球状星団は電子観望で見つけやすい天体です。ベランダから観測できる位置にあるだけでありがたい天体です。
M104ソンブレロ銀河【春の人気者銀河】
そんなに大きな銀河ではありませんが中心部が強く輝いているせいで画面に入っていれば見逃すことはないでしょう。
暗黒帯が見えると楽しくなります。高度もベランダ天体観測に最適な高さになってくれます。おかげでしょっちゅう観望しています。
トリミングしていないと4秒100枚スタックでこれくらいの写野回転が発生します。
車中泊やアウトドアでもプロジェクター電子観望
自宅でやるのもいいですが車中泊やアウトドアのときにプロジェクターで電子観望すると盛りあがると思います。ぜひ挑戦してください。
周りをできるだけ暗くして大画面で宇宙を見ると人生も捨てたもんじゃないと思います。電子観望のおすすめの遊び方でした。
Amazon特別仕様のP130 VIRTUOSO GTi(ヴィルトオーソ)は、接眼レンズ4ミリが付属して162倍で観測できます。惑星観測に威力を発揮します!
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