この記事はスカイウォッチャー製、口径30センチのニュートン式反射望遠鏡についてのレビューです。あまり見かけないドブソニアン式望遠鏡の詳しい使用感を語ります。もっと高倍率で土星の環を見たいかた、DSO(銀河、星雲、星団)に興味のある方、これから望遠鏡を購入しようと考えているかた。少し癖はありますが大口径ドブソニアンは持ち運びもできる自分だけの天文台になる望遠鏡です。
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- 【コスパ最高!】高い光学性能と操作性の望遠鏡!297000円税込み
- 2024年から2025年に見るべき天文トピック!火星と土星
- 基本性能【ドブソニアン式望遠鏡DOB GOTO 12】自動導入経緯台
- 高い光学性能と導入精度の望遠鏡【450倍で土星観測】
- DOB GOTO 12レビュー 機能紹介【フリーストップです】
- スカイウォッチャー社について【made inChina】
- 光軸調整について【これは意外とすぐに慣れます】
- 口径が大きいほどよく見えます【大口径は正義】
- ドブソニアンの見え方の印象【眼視観測】
- スウェードは必需品【DOB GOTO 12】
- 水平にセッティングする【DOB GOTO 12】
- アライメントはSynScanアプリです【DOB GOTO 12】
- DOB GOTO12の導入精度【60倍使用時のアライメントは一発導入】
- 自動追尾機能の精度について【DOB GOTO 12】
- 夜露対策は使い捨てカイロ(必ず携行すべし)
- DOB GOTO 12は電子観望にも使えます【これぞ大人の趣味です】
- 土星と木星をドブソニアンで電子観望する
- ドブソニアン持って遠征に行こう!【凄いの見えますよ!】
- DOB GOTO 12は満足度の高い望遠鏡!オールラウンドプレイヤー
【コスパ最高!】高い光学性能と操作性の望遠鏡!297000円税込み
- もっと大きく土星の環が見たい人
- もっと遠くて暗いDSO(銀河、星雲、星団)を見たい人
- もっと簡単に望遠鏡を操作したい人
- 電子観望で詳しくDSO(銀河、星雲、星団)を観測したい人
- 小さな望遠鏡に満足できない人
重量あります筋トレしましょう!体重60キロの60代でもなんとか使ってます。
- 大口径放物面鏡で見る高倍率と極限等級の宇宙
- 自動化された架台の簡単操作と精密な性能
- 性能に対して圧倒的な低価格!抜群のコスパ
数万光年離れた遠い銀河の構造を見ることができる望遠鏡!
大人の趣味として電子観望をメインに天体観測を楽しんでいます。望遠鏡はニュートン反射の口径13センチと30センチの2台を使い分けしています。
30センチはドブソニアン式と呼ばれるタイプの望遠鏡です。大口径ながら可搬性に優れ、街灯などがない山間部に運んで眼視観測、電子観望を楽しめます!
大口径を活かしたDSO(銀河、星雲、星団)の観測に特化した望遠鏡のイメージがありますが自動導入自動追尾機能付き経緯台のおかげで高倍率での土星、木星などの観測とDSO(銀河、星雲、星団)の電子観望に活躍してくれます。
13センチでは存在しかわからないDSO(銀河、星雲、星団)の形状や構造もわかります。
2024年から2025年に見るべき天文トピック!火星と土星
火星は2年2か月ごとに地球に接近します。直近では2025年1月12日が最接近日です。見かけの小さい惑星ですが接近時がチャンスです。
接近時は市販の望遠鏡でも赤い表面に白い極冠と多様な薄暗い模様が見えます。
土星の環が見えなくなります。すでに傾きが少なくて環が非常に薄くなっています。
2025年は15年に一度の土星の環が消失する年です。
DOB GOTO 12は惑星を高倍率で観測する能力も高い望遠鏡です。ぜひ観測してください。
基本性能【ドブソニアン式望遠鏡DOB GOTO 12】自動導入経緯台
ニュートン式反射望遠鏡 | 口径305ミリ | 焦点距離1500ミリ | F5 |
自動導入自動追尾式経緯台 | 倍率150×・60× | 極限等級14.5等級 | 5㎝光学ファインダー |
標準付属のアイピースはプローセル10ミリと25ミリ。付属品とはいえ仕上げも含めかなり上質のアイピースです。
ファインダーは8倍、口径5センチ倒立像です。十分な性能です。
スカイウォッチャー製のニュートン式反射望遠鏡でドブソニアンは架台の呼び名です。
大口径ながら比較的に安価な望遠鏡です。さらに軽量化されており移動して観測することが可能です。

DOB GOTO 12は12インチ305ミリの口径です
スカイウォッチャー製アポクロマート15センチは鏡筒のみで451000円税込み【EVOSTAR150ED-DX】この望遠鏡は別途、架台が必要です
ケンコー製30センチドブソニアン手動導入タイプNEWスカイエクスプローラー SE300D 264000円税込み 製造元は同じと思われますが自動導入に匹敵する価格設定になっています
高い光学性能と導入精度の望遠鏡【450倍で土星観測】
放物面鏡を使ったニュートン式反射望遠鏡です。当然色収差はありません。非常にシャープな像で応えてくれます。
450倍でも像は崩れることはありません。DSO(銀河、星雲、星団)はもちろん土星、木星、火星も楽しめます。とくに土星は立体的で美しい姿をゆっくりと堪能できます。

目を凝らさなくてもカッシーニの空隙ははっきりと見えます!
導入と追尾に関しても期待以上です。正確に水平を出しておけば60倍であれば、ほとんど一発導入してくれるでしょう。
450倍で惑星観測をすると数分にいちどは視野の真ん中に追い込む必要があります。それでもゆっくりと眼視観測を楽しめます。
設置は水平に置くだけです。脚部の下に薄い板状のスペーサをかませて水平を出しています。あとはアライメントして天体を導入。ビックリするほど簡単ですが導入精度は優秀です!
重量はありますが操作性は良好です

画像はスライド式の鏡筒を縮めた状態です。全高114センチです。
この状態だと50キロ近くになります。鏡筒20キロ、架台26キロ。架台のベース径64センチ。
移動時は必ず鏡筒と架台を分割して運びます。
接続は非常に簡単です。載せてからネジ1個で止めるだけです。
2分とかかりません。

鏡筒を伸ばした、この状態で使用します。鏡筒最大長さ138センチです。
これよりも5センチくらい短かくして使用することもできます。
バックフォーカスが短いのでCMOSカメラによってはピントを合わせるために短くして使用することもあります。
鏡筒縮小時全高 | 114センチ |
架台ベース径 | 64センチ |
分解時架台高さ | 83センチ |
鏡筒最大長さ | 138センチ |
鏡筒縮小時長さ | 92センチ |
鏡筒太さ(接眼部飛び出し含まず) | 40センチ |
ドブソニアン式望遠鏡とは?架台のことです
ドブソニアンとは人名です。アメリカのアマチュア天文家で開発したジョン・ローリー・ドブソン氏からきた名称です。三脚のない砲台式とでも呼ぶ形式の経緯台です。三脚がないため振動に強い構造です。
光学系式としてはニュートン式反射望遠鏡になります。経緯台式の架台をドブソン氏が大口径望遠鏡を移動できる軽量で安価なものにしてくれました。現在では各社で販売されています。
ドブソニアン式望遠鏡の架台の材質【DOB GOTO 12】
接眼部、主鏡セル含めて鏡筒はすべて金属製です。架台部は合板です。要するに材木です。表面加工をしてありますから、かなりしっかりはしていますが長時間の水濡れは変形につながるようです。
半永久的に使えるとは思えませんが10年程度は問題ないと思えます。タンスや鏡台のような家具と同じと思ってください。
しかし野外で使うことを考えると金属よりも確実に寿命は短いと思います。購入して3年まったく問題ありません。
軽量化とコストをバランスさせた絶妙の判断ではないでしょうか。ちなみに架台のみでも単体で販売しているようです。
耐久性は使用状況によって変わります。架台が木製ですがかなり頑丈にできています。木ネジがどの程度負荷に耐えてくれるのか、さらに電装部の耐久性で寿命が決まるのでしょう。すでに発売されてから10年以上になりますがネットで調べた限りでは大きな不満はないようです。
ドブソニアン式望遠鏡の特徴 GOTOタイプ【自動導入自動追尾機能】
- 架台:砲台型とでも呼ぶ三脚がないフォーク式です。地面に直置きで振動は少ない。
- 架台:鏡筒と分割して持ち運びができる。
- 鏡筒:トラス構造で伸縮可能。
- 自動導入・自動追尾機能付きです。【モバイルバッテリーで動きます】
シンプルな構造でクルマに乗せて移動しやすいだけでなく振動も意外と少ない望遠鏡です。
架台の組み立て【要注意ポイントです】
DOB GOTO 12は架台が組み立て式になっています。バラのパーツを自分で組み立てます。組みあがるとかなりしっかりした架台になります。
14と16インチは分解して移動することができますが12インチまでは木ネジで組み立てたあと分解することは事実上できません。移動は組みあがった状態でします。鏡筒と架台のふたつを運んで移動することになります。DOB GOTO 12は架台だけで26キロあり、動かすときは台車が必要でしょう。鏡筒も20キロあり架台に載せるときはそれなりにパワーが必要です。載せるのに特別な技術はいりませんが力は必要です。自信がない人は重量物用ベルトを使って足の力を使って持ち上げるしかありません。
重量については十分検討しないと後悔をします。
光学ファインダー5センチ8×【倒立像】

5センチ8×の光学ファインダーが標準付属されています。
標準品の像は倒立像です。3点指示で照準を合わせる、ごく標準的なものです。
5センチの口径があるのでけっこうよく見えます。
アライメントに使うだけなのでとくに感想はありません。普通に良く見えます。
画像は正立像のファインダーになっています。覗きにくいので交換しました。
接眼部クレイフォード式【ギヤはありません】
構造は摩擦で動くクレイフォード式です。ギヤがないので負荷をかけると簡単に滑ります。
ほぼ横から覗く位置になるので自然と負荷がかかるようなことはありません。微妙な動きができてピントを正確に合わせることができます。
重い一眼レフカメラなどは無理だと思います。スリップしそうです。CMOSカメラは問題ありません。とくに精巧な造りではありません。実用充分な造りだというところです。
軽いタッチで動きます。出し入れしているところを観察すると若干グラついています。
DOB GOTO 12レビュー 機能紹介【フリーストップです】
手動ではありません。GOTOタイプは自動導入と自動追尾機能がついています。クランプを緩めると手動で上下水平ともに滑らかに動きます。
上下動に関しては鏡筒のバランスが取れているとフリーストップで使いやすいです。大きなアイピースやカメラをつけたときはバランスをとるために主鏡側に負荷を入れたほうがよいでしょう。
使用しているCMOSカメラは180gありますがバランスが崩れることはありません。
DOB GOTO タイプでも手動で観測することもできますが通常はSynScanアプリで望遠鏡を動かします。標準付属でコントローラーがついています。
コントローラーはあまり良い出来とは思えません。ボタンが感触、接触ともに、いまいちの製品でしっくりきません。
現在の機種はWi-Fiが使えるのでスマホで操作するようにしています。スマホのほうが取りまわしがよく室内や車内で動かすときに便利です。
コントローラーのケーブルは意外と邪魔です。スマホの画面操作も快適とは思いませんがリモコンより便利です。
Wi-Fiは冬季に室内や車内で電子観望するときには必須機能です。スマホでの操作をおススメします。
アマゾンのレビュー紹介【手動式DOB10ですが参考になります】
5つ星のうち5.0 【重要】操作が簡単で比較的楽な姿勢で扱え、とても良く見えます。
2016年3月1日に日本でレビュー済み
大きいです。
そして重いです。
晴れた星夜は観望の為に頻繁に出しますので、手にタコが出来ました。
出し入れは、台車か何かあったほうが楽でしょうね。
出し易いように玄関に保管していますが、邪魔だと文句言われます。
実際、25cmは良く見えます。
架台はラフな構造ですが、振動し難いので簡単に対象に向けて300倍程度なら微調整も可能です。
※更に高倍率を目指すなら自動追尾の方を買いましょう。
光軸調整アイピースやレーザーコリメーターは持っていませんが、恒星の焦点外像にて光軸調整出来ます。
主鏡の調整ネジが素手で調整出来ますので、思いのほか簡単です。
口径の威力は絶大で、郊外の光害がある所でもメシエの銀河なら概ね見えます。
トラペシウムは付属10mmでef星まで。
オリオン大星雲自体は淡いグリーンっぽくモヤモヤ見えます。
惑星は、オルソ4mm(300倍)で木星がくっきり見えます。
火星がどの程度見えるか、再接近の時が非常に楽しみですね。
初心者の方はポルタやら買うよりも、このDOB10(S)かDOB8(S)を買った方が良いと思います。
操作が簡単、安定性も高い、大口径により得られる天体像は他の小口径屈折とは比較にならない感動を覚えます。
小口径屈折で必死で導入して薄っすら見える天体の存在を確認・・・では面白くありません、ストレスでしかないでしょう。
しかし、コイツは違います。星雲でも星団でも、長時間露光の写真までとは言いませんが、見えるべきものが見える。
そういった素晴らしい望遠鏡であります。
得られる感動は価格以上、一本如何でしょうか?
同じスカイウォッチャーのドブソニアンのレビューですが架台は手動式で口径25センチです。さすがに手動式で300倍を使うのはおすすめしませんがそれ以外は完全同意です。
スカイウォッチャー社について【made inChina】
近年、急成長の望遠鏡メーカーです。望遠鏡では世界最大のメーカーといってもいいでしょう。高級望遠鏡よりも入門者向けが主力です。最近は上級者向けの商品も手掛けています。
性能と操作性の向上に全振りするのではなく価格を抑える販売戦略を感じます。コスパの良い製品で他社を圧倒しています。開発能力は素晴らしく新製品を続々と出しています。
国内の販売体制もしっかりした代理店で安心できるサポートになっています。
高機能の製品でありながら販売価格が安い!完璧な製品とはいえませんが購入しやすい価格設定でコスパはズバ抜けています。
光軸調整について【これは意外とすぐに慣れます】

構造的に光軸は非常に狂いやすい望遠鏡になると思います。
鏡筒の伸縮や観測時に車での移動が影響します。
調整は慣れの問題がありますが、レーザーコリメーターを使うと意外と時間はかかりません。
焦点距離1500ミリで主鏡の傾きを調整をするときは行ったりきたりになりますが、完了まで5分とはかかりません。
光軸調整のコツは回数をこなすこと。毎日やったらすぐに慣れます。ネジを回して動く方向は決まっているのですぐに覚えます。
斜鏡はレンチ、主鏡は手で光軸を合わせます。
斜鏡は六角レンチで傾きを調整します。主鏡は裏面に大きなネジと小さいネジのセットが3か所あります。
手で大きなネジを回して角度を調整します。決まれば小さいネジで固定します。レーザーコリメーターで光軸調整するとあっという間に終わります。

光軸が正確に合うと切れの良い像で応えてくれます!
けっこう、激しくずれていることがありますが光軸が正確に決まると気持ちよくなります。ズレやすいので長時間使用しているときは途中で光軸合わせをしたほうがよいでしょう。
簡単な趣味より多少骨のある趣味の方が楽しいものです。光軸調整を受け入れてください。
初心者はレーザーコリメーターは必需品と考えてください。これがないと私は光軸調整ができません。光軸がずれるとかなり像が悪化します。
光軸調整が決まった高倍率での観測は異次元の見え味です。450倍で見る月面のクレーターは色収差のない鋭い切れ味の陰影の世界が見えます。

SVBONY SV120コリメーター 光軸修正アイピース 光軸調整用 ニュートン式望遠鏡アライメント用 1.25インチ 7段階の輝度調整 2 インチ アダプター付き
口径が大きいほどよく見えます【大口径は正義】
ドブソニアンの存在価値は【大口径を安価に手にできる】につきます。DSO(銀河、星雲、星団)の眼視観測をメインに誕生した望遠鏡ですが高倍率でも使えます。

望遠鏡の正義は大口径!
400倍以上でも像の崩れはありません。土星の環、木星の表面模様など素晴らしく見えます。とにかくこれまで見えなかった暗いもの細かい部分が見えてきます。
土星はカッシーニの空隙がはっきり見えるだけでなく本体が球状で立体的に見えます。
月、惑星の高倍率は追尾機能が快適にしてくれます。球状星団の中心部を高倍率で観測すると恒星の密集に圧倒されます。
ドブソニアンの見え方の印象【眼視観測】
もともと低倍率でDSO(銀河、星雲、星団)観測のために作られた望遠鏡だそうです。標準付属の接眼レンズはプローセル10ミリと25ミリです。
10ミリでは150倍になり土星、木星は明るすぎます。シャープには見えますが眩しくて表面の模様を見るには明るすぎます。
土星の環に関してはしっかりと輪郭はもちろんカッシーニの空隙も見えます。本体の薄い縞は明るすぎてわかりずらく感じます。
追加でバローレンズか短焦点の接眼レンズ(アイピース)の購入は用途の幅を拡大します。標準付属品の150倍では低すぎます。
450倍で惑星観測も大丈夫です!高倍率に応えられる性能!
450倍の高倍率でも日周運動を追尾機能が追いかけてくれます。数分にいちどは視野の真ん中に追い込む必要はありますが眼視観測では不満は出ないと思います。
天体望遠鏡のオプションパーツ【望遠鏡の性能を引き出して天体観測を快適にします】←オプションパーツにかんしての記事です
標準プローセル10ミリ+バローレンズ3×=450倍【大気の影響大】
像の崩れはありません余裕です。明るさも抑えられて惑星や月面を見るときはいちばん見やすい倍率です。木星はかなりの大きさに見えます。
ゴルフボールを手に取って見ている感じでしょうか。大気が安定すると詳細な模様がわかります。明度はまだ少し明るすぎるぐらいです。横縞の雲がグニャグニャしているところなど変化にとんだ表面模様を見ることができます。
土星は明るさ的にはちょうどではないでしょうか。カッシーニの空隙ははっきり見えます。

カッシーニの空隙は目を凝らさなくても見えます!
本体の薄い縞模様がはっきりしてきます。しかし線状に見えるところまではいきません。グラデーションが横に走っているだけです。
本体に環があるせいか立体的に見えます。本体が球体に見えています。リングをつけて宇宙空間に浮かんでいる姿は、時のたつのを忘れさせてくれます。
自動追尾は高倍率の観測になくてはならないものです。滑らかな追尾で観測に集中できます。
土星、木星を高倍率でじっくり眼視観測できるだけでも購入した意味ある望遠鏡です。
375倍 別途購入したスカイウォッチャーUWA 4mm58度【大気の影響大】
450倍よりもひと回り小さい大きさになるだけです。少し明るい感じです。
とくに大きな違いはわかりません。3×バローレンズを購入してからはあまり使わなくなりました。
高倍率は大気が安定していないときは見ていられません。冬季は観測できる日が少ないです!
150倍 標準付属品10ミリ プローセル
月面や惑星には少し明るすぎて使いずらく感じます。この倍率でDSO(銀河、星雲、星団)を観測して迫力を感じるのは球状星団です。
中心の密集している星が分解してきます。壮観です。そのほか惑星状星雲もけっこう見えてきます。亜鈴状星雲は緑がかって見えるような気がします。
DSO(銀河、星雲、星団)に使うとよく見えます。低倍率よりも背景が締まって天体が浮き上がります。
60倍 標準付属品25ミリ プローセル
最低倍率が60倍ですから手動で天体を導入するときは苦労します。ファインダー設定に使うくらいです。
地上の目標にふさわしいものがない時は金星などの高度の低い明るい天体を使いますが面倒です。鏡筒の後ろに回ってなんとか照準を合わせてます。ほとんどがアライメントで使用しているだけです。

60倍はほとんど導入に使っているだけです
シャープな像ではありますが月面などは明るすぎて長く見ていられません。惑星にかんしても明るすぎて表面を観察しずらいです。
DSO(銀河、星雲、星団)はオリオン星雲はそれなりに詳細が見えてきますが、それでも天体写真や電子観望の見え方には程遠いです。暗い背景に薄い光芒が浮かんでいます。形はわかりますが構造まではわかりません。
球状星団はかなりの確率で星が中心に向かって密集しているのがわかります。見ごたえあります。
あまり眼視観測をしないのですが電子観望や低倍率でのDSO(銀河、星雲、星団)観測だけに使うのはもったいない望遠鏡だと思います。土星、木星を高倍率で見ていると口径の大きさと分解能が見せてくれる詳細な模様は一見の価値があります。
人工光のない山間部で眼視観測するとけっこう楽しいですね。親子銀河M51やボーデの銀河Ⅿ81は渦巻きが見えているような気がすることがあります。
思い込みか本当に見えているのか微妙な感じですが大口径だと眼視観測の可能性が拡がるのは間違いないです。やはり大口径は正義の言葉は真実です。【本当に自動導入が活躍してくれます】
NGC銀河などでも眼視で存在確認ができる対象は無数にあります。自動導入を使えば次から次と無名の天体たちを自分の目で見ることができます。
スウェードは必需品【DOB GOTO 12】

鏡筒は伸縮できる構造で移動時は縮めて運びます。観測時は最大に伸ばします。もう一段短くすることもできます。
電子観望でCMOSカメラにuranus-cを使う時は短い状態でないとピントが合いません。バックフォーカスは短めの設計になっています。
鏡筒がトラス構造のため外光が遠慮なく入ってきます。月や惑星であれば我慢できてもDSO(銀河、星雲、星団)は影響が大きいので外光の遮断は必要です。自作でもいいと思いますが何らかの対策をしてください。
画像は既成のスウェードを巻いた状態です。庭での観測には必需品です。山間部に遠征した時は使わないこともあります。
ドブソニアンのスウェードはオプション品で販売されています。
水平にセッティングする【DOB GOTO 12】
架台の構造はシンプルで余分な機能はありません。水平に設置することが非常に重要ですが脚部に微調整機能はついていません。
3点指示のゴム脚の下部に何かを挟んで水平出しをしています。ベニヤの端切れ、ゴム板など何でもいいので厚みの違うものを数種類揃えて下敷きにして水平を出しています。
ホームセンターで購入した水準器は使用するようにしています。極端な傾斜だと水平を出すのが難しくなります。設置場所の選定は考える必要があります。
できるだけ正確に水平を合わせるようにしましょう。自動導入、自動追尾は水平が狂っていると精度が悪くなります。
アライメントはSynScanアプリです【DOB GOTO 12】
コントローラーでもスマホでもSynScanアプリを使います。コントローラーではSynScanProアプリのブライトスターアライメントは使えません。
コントローラーは位置情報や時間情報などけっこう面倒な設定が必要です。私は面倒なのでスマホでSynScanProアプリのブライトスターアライメントを使用しています。
コントローラーで動かすとスマホが自由に使えます。ただしスマホをコントローラーにするとネットから切断されます。
アライメントはどのやりかたでも精度に大きな差はないと思います。
操作についてはこちらの記事をお読みください
DOB GOTO12の導入精度【60倍使用時のアライメントは一発導入】
水平を正確に出しておけばひとつ目のアライメント星を入れてから、ふたつ目は勝手に動きかなりの確率で視野の中に入っています。
60倍の視野に捉えてくれるのはありがたいです。観測時の導入精度もかなり正確です。視野のど真ん中に入ることはありませんがどこかには必らず入っています

セッティングに関しては赤道儀とは比較にならない簡単さです!
13センチ650ミリの焦点距離であるAzgteP130と導入精度を比較するとDOBGOTO12のほうが精度は上です。片持ちフォークにたいして両耳で支える構造が精度を安定させているのではないでしょうか。
電子観望での扱いやすさは比較にならないと言ってもよいぐらい違います。DOBGOTO12圧勝です。
自動導入のおかげで見えないDSO(銀河、星雲、星団)を次つぎに導入できます。口径が大きいのでその多くの形状や構造まで電子観望で見ることができます。
自動追尾機能の精度について【DOB GOTO 12】
自動追尾は非常にありがたい機能です。しかし450倍の高倍率ではさすがにセンターに捉えている時間は数分以下だと思います。
天体を真ん中に持ってきても、しばらくしたらアプリでセンター寄せは必要です。それでもゆっくり観察できます。
手動よりもはるかに便利ですが赤道儀のようにピタリと追跡してくれるところまでの精度はありません。
大きな望遠鏡なので風が吹くとかなり影響をうけます。上下軸の構造は耳軸が架台の受けに載っているだけのシンプル構造なので仕方ないと諦めてます。風があると電子観望では星がいびつになって画像を保存する気がなくなります。
夜露対策は使い捨てカイロ(必ず携行すべし)
夏に寒暖差の激しい山間部で使うと斜鏡が夜露で曇ります。対策として使い捨てカイロの小さいのを斜鏡の胴体に巻き付けることにしています。
いまのところ、この程度のやり方でなんとかなっていますが湿度の高いときはわかりません。意外と夜露は降るので使い捨てカイロは携行したほうがよいでしょう。
主鏡の対策はしていません。鏡筒がフードになっていまのところ曇ったことがありません。
DOB GOTO 12は電子観望にも使えます【これぞ大人の趣味です】
この望遠鏡のほんらいのすばらしさを発揮するのは電子観望だと思います。導入精度が安定しているのと口径が大きく集光力がありPC画面上に明るく写し出します。
13センチだと画面から見つけ出すのに苦労する天体もすぐにわかります。焦点距離が長いので小さな銀河もかなり大きくなり渦の構造も見ることができます。
大口径はこれまで見えなかったものを容易に見せてくれます。分解能も向上することで詳細な構造を見せてくれる銀河がたくさんあります。
これまでは見えるだけだった小さな銀河の渦巻きがはっきりわかります。これまで存在が判らなかった暗い無数の銀河が画面のなかに現れます。
おおぐま座系外銀河M81 ボーデの銀河

2023年5月15日にDOBGOTO12で電子観望したスクリーンショットです。データは残っていませんがゲイン500くらいで露出時間は4秒スタック枚数は50~100枚ではないかと思います。
観測場所は自宅の庭です。地方都市の住宅地です。CMOSカメラはuranus-cです。私のイチオシ銀河です。
PC画面いっぱいに傾斜した大きな渦巻きを映してくれます。美しいです。
りょうけん座系外銀河M51 親子銀河

M81と同じ日に電子観望しました。同じ条件ですがこちらも記録がありません。口径が大きいと渦の詳細を見ることができます。
親銀河の渦巻きとモコモコまで見えて迫力を感じます。山間部に行くと渦巻きがもっとはっきり出てくれます。
DOBGOTO12でする電子観望は迫力が凄い!大口径が持つ分解能と集光力が天体の細部をあぶり出してくれます。
土星と木星をドブソニアンで電子観望する

2022年10月20日に電子観望した土星のスクリーンショットです。1500ミリの焦点距離に3倍バローレンズを使っています。
気流が落ち着くとパソコン越しでもカッシ-ニの空隙と本体の薄い縞模様はわかります。

土星と同じ日に木星も電子観望しました。木星はPC画面で見ても大きく迫力があります。
このぐらい大きく見えるとグニャグニャしている太い縞と薄くて細い縞もはっきりわかります。
惑星の電子観望は眼視観測にくらべて詳細の識別では劣ります。眼視観測は気流の安定した時に驚くほど細かい模様が見えてくることがあります。
しかし室内でのんびり観測できるのは電子観望の良さですね。酒がうまい!
3倍のバローレンズを使うとパソコンの画面でかなり大きく見せてくれます。
ドブソニアン持って遠征に行こう!【凄いの見えますよ!】
天体観測を趣味にするなら人工光のない真っ暗な空でするのが理想です。
フィルター使ったり画像ソフトで苦労してあぶりだすより、自然のままでシンプルに天体のすがたを楽しみましょう。電子観望も苦心してあぶりださなくても自然に暗い光が写ります。
DSO(銀河、星団、星雲)の形状も構造もはっきりとわかります。背景が暗いとコントラストがあがり見え方がぜんぜん別物です。
望遠鏡で観測するだけでなく自分の目で星を見るのも楽しいです。天の川を自分の目で見てください。
山間部の真っ暗な空で天体観測をしているとクマの恐怖を忘れます!
真っ暗な空を大きな望遠鏡で電子観望をしよう【これこそ大人の趣味】
DOB GOTO は鏡筒を縮めることができます。DOB GOTO 14、16は架台部を分解できます。ほとんどの車に載せて運ぶことが可能です。
郊外や山間部の人工光がないところで大口径の性能を目一杯を引き出しましょう。DSO(銀河、星雲、星団)を電子観望すると感動します。
ふだんは13センチの反射望遠鏡ですが遠征に行くときはドブソニアンで気合を入れて観測しています。観測の満足度はやはり大口径のほうですね。
問題は重量と保管場所! 体力勝負の望遠鏡です
分解しても運べない重量では持ち出しできません。鏡筒と架台のそれぞれの重量を確認してください。【鏡筒20キロ、架台26キロ】
DOB GOTO 12以下の架台は分解できません。そのまま運ぶのですが運びやすい形状ではないので台車が必要です。天文趣味を追求するためにも体力は必要です。

架台の形が運びにくいのですよ!
大きな図体しています。外に保管できるところがあったほうがいいです。PCを使う時は電源も必要です。携帯バッテリーか車のバッテリーを使います。
体力と保管を考えて購入しましょう。購入する価値がある世界を見せてくれる望遠鏡です!
コネクタの取り扱いは慎重に!
電源やリモコンの接続部はコネクタかプラグになっています。コネクタのほうの造りがあまり感心しません。差し込みの感触や抜き取り時の感触で違和感があります。
少し硬く感じます。繰り返し抜き差しする箇所なのでそのうち劣化するでしょう。できるだけ慎重に扱っていかないと破損するような仕上がりです。
リモコンも含めて樹脂部の仕上げは雑な印象です。配慮して使っていくべきでしょう。
DOB GOTO 12は満足度の高い望遠鏡!オールラウンドプレイヤー

DSO(銀河、星雲、星団)の眼視観測だけでなく高倍率をつかった月面、惑星観察もできる望遠鏡です。庭に設置して月面や土星の環を高倍率で観測しましょう。格安で大口径・高倍率を楽しむことができます。
空が暗い山間部に運んで電子観望しましょう。あざやかにDSO(銀河、星雲、星団)をPC画面に映し出してくれます。惑星でもDSO(銀河、星雲、星団)にも使えるオールラウンドプレーヤーの望遠鏡です。
空が暗いとDSO(銀河、星雲、星団)とのコントラストがあがります。見え方、写りかたが別物になります。大口径望遠鏡の性能を目いっぱい引き出すには光害のない環境で使うことですね。
こちらは口径25センチ 鏡筒15K 架台19K 199000円税込み ひと回り小さいので扱いやすくなっています